源氏物語小屏風絵‐胡蝶‐

上:『源氏物語』の「胡蝶」巻で、紫の上は、秋好む中宮の「季の御読経」の催事に際して供華を行ったが、その時の使者として遣わされたのが、「迦陵頻」と「胡蝶」を舞う童子たちであった。庭の舞を見る画面奥の秋好む中宮と光源氏、春爛漫の六条院、西南の町である。

源氏物語小屏風絵-胡蝶-
(個人蔵、江戸初期)

下:「龍頭鷁首を、唐のよそひに、ことことしうしつらひて、楫取の棹さす童べ、皆みづら結ひて、唐土だたせて、さる大きなる池のなかにさし出でたれば、まことの見知らぬ国に来たらむここちして」―『源氏物語』「胡蝶」巻より

源氏物語小屏風絵‐胡蝶‐
部会報告
平成22年1月13日 第18回 水曜部会

【報告】

1月13日水曜部会の参加人数は発表者の私を含め7人でした。 今回の担当箇所はテキスト28ページ1行目から10行目まででした。

傲慢な態度をとる弘徽殿に対し帝は不快を感じる部分でありました。 また、帝の歌には故更衣の鎮魂から焦点が若宮を呼び寄せることになると新大系に書いてありました。 若宮が母親の実家で生活することに対し、最初は理解できませんでした。 女性が権力もっていたからか、それとも宮中でのトラブル防止のためなのかまだ、はっきりは分かりません。
自分が源氏物語を勉強するのにあまりにも基本的な知識が足りないことに気づいたし、 また、勉強の仕方も変える必要もあると思いました。 古典の読み方も大野先生と古田さんの説明を聞いて、初めて分かりました。 物語としての面白さより学問として深く考える必要があると今度の発表を通して分かり これから勉強するときに力になると思います

一年  李 眞善


※資料(アクセスキーを入力してください)
  「桐壺」28p L.1~28p L.10