通信部会報告 | |
第2回 通信部会 (H22.8.2) | |
「課題に関わって」(河地) 今回の課題のくだり、「一条禅閣」という人物が二度出てくるが、大野先生の「掲示板(7月14日)」で説明があったように、一条兼良のこと。源氏の古注釈『花鳥余情』が有名だが、伊勢の古注釈『伊勢物語愚見抄』を著している。伊勢の古注釈は、北村季吟以前のものを「古注」、江戸期のものを「新注」と呼ぶが、一条兼良『愚見抄』、牡丹花肖柏『肖聞抄』は、室町期を代表する「古注」の双璧である。
今回の課題から「初段」に入ってきた。冒頭「昔」の説明をし、「男」については「男在中将の事也段ゝ何も業平なるべし」と解説する。この「男」は「在原業平」であると言うのである。 模範解答 (2丁表)―古田正幸― |
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